パンくず

ドイツの教会事情

 日本聖書神学校学報に去10月ハイデルベルク大学神学生との交流会の報告があった。
  西独74%のキリスト教人口と1%を割る日本の現状はまるで異なるが、教会出席率は4%、年17万人もの教会脱落者を抱えているとか。日本との共通点は高齢化問題で、このままでは2030年迄にプロテスタント人口は3分の1まで減少するという。報告のFさんがハーメルン大聖堂に行った時礼拝出席者は高齢者ばかり10数名、18歳くらいの女性が一人少し離れた椅子で大の字で眠っていたと書いている。但しドイツ福音教会ではきちんとこの問題に直面し、対応に取組もうとしているそうだ。
  別のキリスト教関連の通信(季刊誌)を読んでいたら、ここにもドイツのキリスト教事情が載っていた。それは「映画とキリスト教宣教」という記事である。「百聞は一見に如かず」人間の耳が1秒に受信できる情報を目の受信力と比較すると、目が耳の100倍の情報を受信できるとか。9月「教会プラス映画館 お薦めの映画」というエキュメニカルなプロゼクトが再開、2州内20地域で実施された。
 このプログラムを通して「教会と映画館との対話、そして地方での映画文化的実践を奨励し<宗教>、<倫理>、<映画>に関する社会的言説に刺激を与えたい」と主催者が言っているよし。
   愛、希望、忠実、献身、信頼、苦しみ、死、切望、生と愛への憧れは映画でしばしば取り上げられているテーマだけでなく、教会の中心テーマでもある。直面しているドイツ教会の課題に取組んでいる一つなのだろう。


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ローマ法王庁枢機卿

  ローマ法王庁枢機卿濱尾文郎さんが去11月77歳で召されたという記事が朝日新聞に載っていた。東アジア出身者とりわけ日本人で初めて法王庁の閣僚級ポスト、移住・移動者司牧議会議長に98年に抜擢された。
難民など定住地を持たない人々を支える地味な仕事だったようだ。
03年に法王の指名により枢機卿になった。日本人では5番目だったそうだ
 バチカン内にあるサンタ・マルタ館の居室は小さな寝室と書斎、バスルームだけ。窓を開け、サンピエトロ大聖堂という壮大な借景を眺めながら来訪者とよく話をしたそうだ。
 受洗の動機に「共産主義とキリスト教を勉強したが、人間というダメな存在でも愛してくれる神様の方に心が引かれた」そうだ。

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