パンくず

命の水

朝日新聞の『天声人語』に水争いを取上げていた。アジア各地で水争いが起きているという。インドでは工業用水の急増から地下水の層が年々深くなり、借金して井戸を掘ったものの、水が出ず自殺する農民が後を絶たないとか。タイでも穀倉地帯の水不足が深刻で、農業と工業で、取り合いをしている。
宇宙から見れば地球は青い。それは水の惑星だからだが、ほとんど海水、淡水は2.5パーセントに過ぎないという。
東大教授沖大幹氏の試算では、水の安定供給を得られない人々は世界で25パーセントにのぼっているというから驚きだ。更に今世紀半ばには約40億人に増えるという。人類の未来は閉ざされそうだ。日本の食卓は輸入食品が三分の二を占めているそうだから、他人事ではない。
水資源の豊富な日本で、かつて松下幸之助は電気の供給をいつでもどこでも水道の蛇口のようになるのが理想だと言っていた。そのような日本人的感覚は、今も変わらないようだ。そこで有効な水利用が求められている。
イスラエル旅行で感心したのは荒野だった土地を改良して、農作物の水供給を地面にネット状のパイプを拡げて実施していることだった。パパイヤやなつめ椰子の樹林も多く見られた。水の大切さを知っている聖書の民だからだろうと思った。
水はライフラインである。
それは神に生かされた人間の基本。イエスの言葉をここで紹介しようヨハネ福音書7章だれでもかわく者は、わたしのところにきて飲むがよい。わたしを信じる者は、聖書に書いてあるとおり、その腹から生ける水が川となって流れ出るであろう」(37〜38節)



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